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心房細動・PSVTに対する電気ショックのかけかた
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心房細動・PSVTに対する電気ショックのかけかた

  • ヘパリン5000単位IV(ワーファリンをのんでいるひとは3000単位でもよい)
  • キシロカイン50mg(2%の静注用を2.5mL)
  • イソゾール500mgを蒸留水20mLで溶解したものをIVしてく
    体重/10*0.75くらいから開始(体重40Kgの場合は3ml、60Kgの場合は4.5mL・・・)
    またお酒を飲む人はききにくいので体重/10くらいから開始。
    意識はなくて呼吸が浅くのこるというところがBestなかけ具合。
  • この間ルートは何でもいいので(生食でもフィジオでも)全開でおとす
  • 意識がなくなったところでDCをかける 設定を「同期」として、1回目100J、2回目150J、3回目300Jとかける。
  • 意識がでたら手足が動くこと、複視がないことを確認して終了。
  • DCのやけど対策でリンデロンVGを1本だしておく
  • イソゾールが使えない方の場合はセルシン1Aで行なうが、覚醒に時間がかかる、アンビュー換気は必須となることが多いです。
  • 心房細動の場合は血圧が80未満に低下したりしている場合を除き、発症後72時間以内、またはもともとワーファリンをのみPT=INR2.0以上でコントロールができている方にDCは限定します。(脳塞栓予防のため)

以上よろしくお願い致します。
2012年12月  循環器 金子伸吾