PET-CT検査
PET-CT検査
PET検査とは放射線を出す物質(放射線同位元素)を含んだくすり(FDG)を注射し、そのくすりから出てくる放射線をPET装置で検出し画像化する検査法です。 通常、がん細胞は正常な細胞より3~8倍のブドウ糖を多く使うという特徴があります。 FDGはブドウ糖と同じように体内に分布するため、FDGが集まる様子からがんの位置や大きさ、腫瘍の良性・悪性を診断することが出来ます。
当院で稼動している装置はPET装置とX線CT装置が連結しているので、一回の検査で二種類の画像を得ることができます。 それらの画像を組み合わせることで腫瘍の大きさや位置を正確に把握することができます。
検査の所要時間
2時間30分程度かかます。 実際に撮像する時間は20分程度です。 FDGを注射後、1時間後と2時間後に撮影して検査終了です。
注意事項
- 検査前6時間前から絶食していただく必要があります。
- 水やお茶は飲んでいただいて結構ですが、それ以外の飲み物は検査が終わるまで控えてください。またサプリメント等も控えてください。
- 筋肉を使う運動(ウォーキングや体操など)を行うと、そこに薬が異常に集まります。必要以上の運動は控えて下さい。
- 糖尿病で内服薬やインスリンを使用している方は事前に申し出てください。
- 血圧を下げる薬やインスリン以外は、いつもの時間に内服していただいて結構です。
- 検査前日に、検査のご案内の電話をさせていただいています。急な用事などで病院に来られないときはそのときにお申し付けください。
- PET-CT検査は、原則として自分で動ける方が対象です。患者さんの状態により検査が困難な場合介助していただく方の付き添いをお願いします。
担当技師から
PET-CT検査は癌の診断において有用な検査です。 検査前にはいくつかの注意事項がありますので私たちからご説明させていただきます。 わからないことやご心配な点があればお気軽にお尋ねください。
PET-CTがん検診について
当院ではPET-CTがん検診をお勧めしております。 受診される方は毎年増えており、今年度も多くの方々がPET-CTがん検診を受けられています。 当院の検診によりがんが見つかった方や異常を検知できた方も多数おられます。 あなたの健康維持のためにも、がんの早期発見にぜひご利用下さい。