骨密度検査
骨密度検査
骨密度検査とは、骨の中にあるカルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分が、どのくらいの量あるのかを計測するものです。骨密度は20代をピークに年齢とともに減少し、80歳くらいになると、若い時に比べて男性で約70%、女性は60%になってしまうといわれています。 特に女性は閉経を境に急激に骨密度の減少がみられます。 20~30%骨密度が減少した結果として骨折しやすくなった状態が骨粗鬆症と呼ばれています。
骨密度検査の概要
骨密度測定には何種類かの測定法があります。 現時点ではDEXA法が最も信頼の高い測定法であり、骨粗鬆症診断基準(2011年版)でもDEXA法を用いて計測することが推奨されています。 当院でも、そのDEXA法と呼ばれる方法を用い最も重症な骨折が発生する腰椎部、大腿骨部の骨密度を測定しています。
測定結果は骨密度値の他、若い人の骨密度を100%とした時あなたの数値がどの位の割合なのかと、あなたと同年齢の標準的な骨密度を100%としてどの位の割合かという形で表します。
検査の所要時間
検査時間は約10分です。寝ていただくだけで、痛みもありません。
注意事項
- 動いてしまうと正確な測定ができません。検査中はできるだけ動かないようお願いします。
- 測定部位に金属類、ボタン、エレキバン、湿布などがあると正確な測定ができませんので外して下さい。
- 手術などで測定部位に金属等が入っている場合も正確な測定ができません。担当医または、担当技師に相談下さい。
- 胃や腸のバリウム検査や、CTなどで造影剤を使った検査を行った後も正確な測定ができません。担当医または、担当技師に相談下さい。