公的医療機関
愛媛県がん診療連携推進病院指定
日本医療機能評価機構認定病院
開放型病院
〒793-0027 愛媛県西条市朔日市269-1
TEL:0897-55-5100
他医院向け患者紹介専用
(地域連携医療室)
TEL:0897-55-9920
FAX:0897-55-1660
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済生会西条病院 令和6年度初期研修医募集 当院の魅力
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済生会西条病院 令和6年度初期研修医募集 当院の魅力

研修について

はじめに―済生会西条病院の紹介―

高度医療・二次救急を担う152床の基幹病院です。

 済生会西条病院は現在152床(一般病床122床、回復期リハビリ病床24、ハイケアユニット治療管理室病床4床、感染指定病床2床)。
 地域の高度医療、二次救急を担う基幹病院として、地元の医療機関との相互協力を積極的に行うとともに、老人保健施設 いしづち苑、済生会西条特別養護老人ホーム、済生会西条訪問看護ステーション、西条市包括支援センター西条北部を併設し、保健・医療・福祉を総合した診療体制を整えています。

研修プログラムの特色

中小病院ならでは、実践的・総合的に学べます。

 2024年度の初期研修医の募集は2名です。
 基幹型臨床研修の受け入れ病院としては150床と小規模ですが、そのぶん、多くの研修医が所属する病院に比べ、研修医自身が医師と共に実際の診療に当たり、見学だけに終わらず、実践的な手技を経験することができます。
 また、院内の垣根が低いので研修医の希望に沿った研修プログラムを組むことができ、選択した診療科にかかわらず、希望すれば様々な科の検査や診察、手術、カンファレンスなどに参加することができます。

救急医療は総力で。研修医も緊迫の現場に。

 当院は二次救急病院として、救急当番日は24時間体制で対応しています。
 救急車外来患者は年間1,000名を超え、その疾患・症状は多岐にわたります。HCU(高度治療室)を備えた当院では、研修医も外科系・内科系の医師や看護師、放射線技師、検査技師、薬剤師、事務員らと迅速に連携を取りながら対応に当たり、医療の現場では避けて通れない、緊急を要する場面での経験を積むことができます。

➌患者さんを一貫して見守る地域医療を学べます。

 研修医は、外来から入院になった患者さんを、有機的な連携で急性期から回復期、退院後のフォローまで一貫した医療を経験することができます。
 当院は開放型病院として開放病床20床を設置しており、入院患者をかかりつけ医が訪問し、当院の医師と情報共有しながら共同で診療を行っています。
 研修医も指導医・かかりつけ医とともに診療に加わることで、地域医療に欠かせない長期的・総合的な視点で患者さんを診る姿勢や知識・技術を学ぶことができます。

警察医、病理医の実際など、特別な研修も。

 2年次は、当院に診療科がない産婦人科、小児科、精神科の研修や希望する選択研修を外部医療機関で行うほか、地域医療の最前線である個人医院や診療所で学ぶ機会もあります。

 一方、当院には警察医がおり、主に検案として死因不明の遺体を調べて死因を医学的に判断する業務を研修医も経験できます。
 また、常勤の病理医が術中迅速病理や細胞診、CPC(Clinico-pathological conference)も行っており、他院からの症例を含め、研修医も見学したりカンファレンスに参加したりすることができます。

➎セミナーや瀬戸内海の巡回診療も。

 「社会福祉法人 恩賜財団 済生会」は40都道府県に医療機関や福祉施設などの拠点を持っており、研修医はそこで主催される学会セミナーや研修医育成セミナーに参加することができます。

 また、済生会は「済生丸」という診療船を所有し(1962年より。現在は4代目)、医療環境が十分でない瀬戸内海島嶼部(岡山・広島・香川・愛媛の62島)を対象に、診療や保健予防などの事業を行っています。研修医も希望すれば乗船し、活動を共にすることができます。

 また、当院は、内科専門医資格認定試験の受験資格であるJMECC(日本内科学会認定内科救急講習会)を開催できます。
 これは長年当院で勤務経験があり、現在は協力型臨床研修病院である伊藤医院の院長を務める伊藤誠先生がディレクターの資格を有することによるものです(ディレクターは2023年7月現在、四国で11名、愛媛県では2名のみ)。

―ここからキャリアが始まる―

 当院は地域医療を担う拠点であると同時に、全国に広く深いネットワークも持っています。愛媛大学や岡山大学はもちろんのこと、循環器内科については東京で勤務している医師が当院に定期的に来ていただいているなどのつながりがあり、都市部を含め日本各地の病院への紹介も可能です。
 2024年度の初期研修医募集は、当院が「基幹型臨床研修病院」として初めて受け入れるものです。つまり、「あなたが第1期生」です。これまで「協力型臨床研修病院」として多くの研修医に学びの場を提供してきた当院の実績を踏まえつつ、西条市内あるいは愛媛県内にかかわらず、これからの我が国の地域医療の担い手の育成を当院として主体的に担う新たな第一歩を、ともに歩んでくださる方を求めています。

四国・瀬戸内で、充実した2年間を。

病院は市街地。県外からの交通も便利です。

 当院はJR伊予西条駅から約3km、愛媛県西条市の市街地にあります。松山からはJR特急で1時間、特急バス約90分。松山IC-いよ西条ICは約50km(所要約30分)。岡山からはJR特急で2時間、関西方面からは病院前にも停車する高速バス(往復各8~9便)で三宮から約4時間、梅田から約5時間。東京(渋谷・二子玉川)からは夜行バスがあります。

コンパクトなまち、日常生活は快適です。

 官舎は病院から約1.1km、車で約3分、自転車でも約6分。官舎や病院の周辺にはスーパーやコンビニ、直売所、飲食店が多数あるほか、図書館や文化会館、運動公園・体育館などの公共施設が充実しています。
 隣市には映画館も併設するイオンモール新居浜があります(約5km。当院は医療・健康・福祉を中心としたまちづくり協定を結んでいます)。また、週末を中心に市内各地でマルシェやイベントがあり、キッチンカーの出店も含めてにぎわいます。

工業や農業も盛んで、暮らしやすいまち。

 西条市は移住者が増えており、「住みたい田舎ベストランキング」(宝島社)で2020~2022年度の3年連続「若者世代部門」の全国1位を獲得。
 瀬戸内海に面し、臨海部に工業地帯が広がる一方で、西日本最高峰の石鎚山(1982m)を仰ぐ自然豊かなまちです。市街地では「名水100選」にも選ばれた清らかな地下水が生活用水となっており、地産の農産物や海の幸など「食」の豊かさは市民の自慢です。
 登山などのアウトドアスポーツやフィッシング、サイクリング、四国八十八か所霊場めぐりなどを楽しむ市民や観光客が多く、単身や子育て世代の移住先としても人気が高い元気なまちです。

西条の暮らしを、楽しみましょう!

 地域の中心的な医療機関として慌ただしい当院ですが、指導医をはじめ職員は西条市の暮らしに溶け込み、おだやかな雰囲気で毎日を過ごしています。とてもフレンドリーな職員が多い職場で、ソフトボール部は2度も全国優勝するなど職場を離れた活動が盛んなほか、食事会や親睦旅行などスタッフが交流する機会も豊富です。

 人口約10万人の西条市は大都市のようなにぎやかさはありませんが、春のお花見、夏の「いもたき」、秋まつり(だんじり、太鼓台など)などは、地元の人も、一時的な滞在者も、観光客も一緒になって楽しめます。